出会いは１６年前の夏でした。
そう、ちょうど今ぐらいの季節。
初めて会ったのは、たしか...青森市荒川でした。

取材途中スタッフに紹介され、
でも、初対面の印象は正直なところ微妙で...、
「うわ...、何？この匂い！それに、魚っぽいべした！！」
...当時はまだお国訛り全開だった２２歳のワタシ。心の声も福島弁。

でも、次の日にはもう会いたくなってしまった。
暑くても寒くても、どんなに仕事が忙しくても、週に一回は会いに行く。
会いに行くのは専らワタシのほうからばかりで、あちらからは来てくれないけれど、会いに行けば必ずワタシをまっすぐに受け止め、そして、強く抱きしめてくれる。



「あなたに会えてよかった」



「近くにいすぎて気付けなかったよ」



「どんなに遠くたって会いに行くね」酸いも甘いも、苦いも、魚粉追加も、煮たまごトッピングもいろいろあったし、
喜多方の元カレからよりを戻そうと言われたり、
ちぢれなのか手打ちなのか細麺なのか太麺なのか、はたまた中太麺なのか...、悩んだ日もある。
そんなターニングポイントをいくつも経て、
いつかワタシは３７歳になりました。

これからも、ずっとずっと、大好きだよ。。。

１６年目の夏。
１６年目の、ワタシと、にぼし...