RAB投稿スクープ

朝から おとらじ!

おとらじ便り

「ねぶこ フェスティバル」

2024.8.5

「ねぶこ」は
ねぶた制作の技法で作られたアート作品のこと。
ねぶたの「ねぶ」に 方言で愛着のあるものを
「~っこ」と呼ぶことから
「ねぶこ」と名付けられています。


テーマは「波」
15名のねぶた師が参加して
それぞれ個性的な作品が展示されています。

ねぶこ1 (002).jpgこの「ねぶこフェスティバル」が
青森市の青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸の
車両甲板で開かれています。車両甲板はかつて
鉄道車両を船内に格納して運べる広い空間で、
八甲田丸の見学コースにもなっています。


保存されている車両の前に展示されているのは
第6代ねぶた名人北村隆さんの「ねぶこ」で
渦巻くような冬の海の荒波を表現した
アート作品だそうです。

ねぶこ3 (002).jpgねぶたを制作する際の細かな部分、炎、動物、剣、衣
など、人形ではない部分の細部を作る技法を使って、
デザインも色使いも自由に15名のねぶた師の
「波」を表現した個性あふれた作品が並んでいました。
薄暗い車両甲板で明かりが入った「ねぶこ」は
幻想的雰囲気がありました。


他に、いけばな作家や写真家、画家、イラストレーター
など青森で活躍するアーティストも「波」を
テーマにした作品を出品していました。

ねぶこ4 (002).jpgまた、小さな波の形の「ねぶこ」を作る体験が出来る
ワークショップも開催されていて、子供たちには人気
のようでした。写真は模型の「波灯ろう」です。


今回の「波」をテーマにしたねぶこフェスティバルは
今年「八甲田丸就航60周年」と
「みなとまち・あおもり生誕400年」に向けた
記念としてメモリアルシップ八甲田丸で開かれています。



入場無料で8月12日(月)まで開催です。
ねぶた師のみなさんの
自由な発想を楽しむことが出来ます。    (GG大友)

前の記事へ

次の記事へ

月間アーカイブ