青森市浦町の
青い森セントラルパーク（旧操車場跡地）に
2022年から整備を進めて来た総合体育館
「カクヒログループスーパーアリーナ」が
完成して今日オープンします。

オープン前に行われた一般内覧会に行ってきました。
世界的に知られる建築家・隈研吾さんの設計による
もので建物には随所に県産の木材を使い、また
ホタテの貝殻を原料にした外装材を使用したり、
ねぶた師 北村麻子さん制作のリンゴのオブジェが
設置されたりと青森らしさを感じさせていました。

圧巻は最大5千人を収容できる「メインアリーナ」
1階の観覧席は可動式でバスケットや
バレーボールなどプロスポーツの公式試合に　また
アーティストのコンサートにも対応しているそうです。

こちらは「キッズルーム」です。
色とりどりの大型遊具を常設し子供たちがのびのびと
遊べる空間と乳幼児がおもちゃで遊んだり絵本を
楽しめるコーナーも備えています。床のマットは体操の
床競技で使用する弾力性のあるものが敷かれ安全性も
考慮されていました。小学生以下が使用出来ます。

写真のメインアリーナ（右）とサブアリーナ（左）の
間にある広い空間は「ヨリドマ」と呼ばれる広場で
市民のヨリドコロとなる土間という意味だそうで、
大屋根の下でライブコンサートなどを開催して
交流の場として開放するとのことでした。

このスーパーアリーナは防災の拠点ともなっています。
災害時の避難所になるほか水や食料などを備蓄する
防災倉庫も設けられていました。建物の外には
下水道管に直結するマンホールトイレが設置できます。
20基のマンホールの上にテントを張り
簡易便座を設置してトイレを確保するものです。

24時間営業のフィットネスジムは本格的なマシンが
用意されカフェも営業を開始するとのことでした。
案内をしてくれた佐々木龍太副館長によると、
健康と交流、防災の３つのヨリドコロになるという
コンセプトの総合体育館です。ぜひ利用してもらいたい
と話していました。7月13日（土）14日（日）は
開館記念として「QOL検診」「キッチンカーフェス」
「防災体験」それに「りんご娘」のステージイベント
などが開催される予定です。
（りんご娘のステージは14日（日）のみ）



充実した設備や広さに驚きましたが、スポーツの振興や
防災の拠点となる「カクヒログループスーパーアリーナ」
に期待したいと思いました。　　　　　　　（GG大友）