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「田んぼアート」に異変!?

2024.8.21

毎年見事な出来栄えが評判になる
田舎館村の「田んぼアート」に異変が見られ
「見頃宣言」を出せないことになりました。



何が起きているのかと、第一会場の
田舎館村役場の展望所に行ってみました。
第一会場の今年の作品は葛飾北斎の傑作
「富嶽三十六景」のうちの一つ「神奈川沖浪裏」と
新千円札の肖像となった「北里柴三郎」を
田んぼアートとして制作していました。

田んぼアート1 (006).jpg丁度見頃になるはずが、色つきの稲の長さがバラバラで
いつもの年のような精巧な迫力が見られない状態です。
古代米、鑑賞用の稲、食用米など7色10種類の稲で
アートを描こうとしましたが、
春先の苗の生育にばらつきがあり
稲穂の高さがそろわない状態になったそうです。
(写真は812日の撮影)



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回目にして初めてのことだそうです。
制作に携わったスタッフや田植えをした
ボランティアの皆さんのことを思うと本当に残念です。

田んぼアート2 (006).jpg一方、第2会場の道の駅いなかだて「弥生の里」は
6月まで青森放送でもアニメが放送になった
平川市出身の漫画家
新桃限(あらいどかぎり)さんの作品である
「じいさんばあさん若返る」の田んぼアートです。



不思議な金色のリンゴを食べたことで若返った夫婦の
日常を描いたコメディ。こちらは見事な出来栄えです。
弘南鉄道は「じいさんばあさん若返る」の
ラッピング電車を運行したり、村では第1会場と
2会場の間を結ぶ「田さあべ号」のマイクロバスを
運行して「田んぼアート」を盛り上げています。
「田んぼアート」は1014日まで開催されています。

                   (GG大友)

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