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特別展「三内丸山とヒスイ」

2023.4.28

三丸ヒスイ1 (002).jpg

青森市の三内丸山遺跡センターで
「三内丸山とヒスイ~本州最北に集う緑と技術~」
の特別展が開かれています。

三丸ヒスイ2 (002).jpg

照明を落とした展示室で、
一点の光に浮かびあがるヒスイの原石です。
縄文中期のもので青森市近野遺跡から出土しました。
この特別展は三内丸山をはじめ県内各地の遺跡から
出土したヒスイの原石や加工品が展示され
ヒスイだけに絞った展示は初めてだそうです。

 

この特別展では、縄文時代にヒスイの産地がある
糸魚川(新潟県)でも三内丸山遺跡と同じ集落遺跡が
確認されており、糸魚川から青森にどのようにして
原石が運ばれてきたのか、加工方法は、そして
ヒスイの使われ方などを分かりやすく解説しています。

三丸ヒスイ3 (002).jpg

こちらは、大珠(たいしゅ)と呼ばれる
5センチ以上あるヒスイの玉と鰹節形のヒスイです。
硬い原石に孔を開けるには相当な時間と根気が必要
だったでしょう。すでにこの時代
5000年から4000年前には産地との交流や
加工技術が確立していた事に本当に驚きますね。
三内丸山の縄文人たちは、特に透き通った緑色の
ヒスイを好んだといわれているそうです。

三丸ヒスイ4 (002).jpg

縄文晩期、3000年~2400年前に作られたとされる
ヒスイの玉と首飾りです。装飾用として、また
魔除けや死者の葬送にも使われたというヒスイ。 
数千年に渡って続いた縄文時代の人々とヒスイとの
深いつながりを紐解く特別展となっています。
GG大友、しばし縄文の世界に入り込んできました。


特別展「三内丸山とヒスイ」は7月2日(日)まで
開催中(月曜は休館日)です。    (GG大友)

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