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おとらじ便り

「歌川広重 東海道五拾三次」と「広重プレート」

2022.6.17
弘前市立博物館で
「歌川広重 二つの東海道五拾三次」が開催中です。
710日まで)「保永堂版」と「丸清版」という
二つの出版元から出された作品が展示されています。

初版の保永堂版(1833年)と
15年後に描かれた丸清版の二つで、
共に二つの作品を同時に鑑賞できます。さらに
描かれた場所の大正時代と現代の写真も展示されていて
時代の移り変わりがよく分かる特別展となっています。

歌川広重展(弘前市立博物館) (002).jpg

写真は特別展が開かれている弘前市立博物館です。
弘前公園の緑の中にあって著名な建築家、前川國男の
設計になる建物です。この弘前市立博物館の近くにある
藤田記念庭園内にある「クラフト&和カフェ匠館」で
広重の作品をイメージしたスイーツ
「旅する広重プレート」が販売されています。

広重プレート (002).jpg

写真右から五拾三次スタート地点日本橋の
早朝の晴れた空をブルーのゼリーで、
朝焼けをスイカで表現しています。最中の皮は
江戸時代の旅には欠かせない「菅笠」に見立て、
最中の下に抹茶で三保の松原を、粉砂糖で富士山を、
そして府中宿(現・静岡県)のある安部川を連想した
白玉団子はきな粉をつけて安倍川餅風となっています。
浮世絵のポストカード一枚も付いています。

店長の葛西早苗さんは
「何度も試作してやっと出来ました。東海道を
旅する気分になって頂けたら嬉しいです」と
話していました。「旅する広重プレート」は660円 
ドリンクセット880円で販売。
企画展「歌川広重 二つの東海道五拾三次」と
合わせて販売は7月10日まで。
目と味で楽しんだ浮世絵の世界でした。 (GG大友)

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