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番組審議会とは

放送法に基づき、放送番組の適正を図るために外部有識者の声を聴く場として設置しています。
主な役割は、

・放送番組の適正を図るため必要な事項を審議する、
・放送局に対して意見を述べる

ことなどとなっており、番組審議会が取りまとめた「答申」や「意見」は放送局がこれを尊重して必要な措置を講じます。
また具体的な番組の視聴・聴取も行われ、放送局はその議論や意見交換を次の番組作りに役立てています。

審議委員名

委員長    磯 山 隆 幸(写真家)
坂 本   徹(北里大学 獣医学部 教職課程 教授)
八木橋 俊 夫(陸奥新報社 社友)
川 嶋 大 史(つがる市観光物産協会 会長)
平 間 恵 美(NPO法人はちのへ未来ネット 代表理事)
平 野 陽 児(東奥日報社 執行役員 デジタル局長)
上 村 鮎 子(十和田乗馬倶楽部 代表取締役)
粒 来 和 成(デーリー東北新聞社 編集局次長 編成本部長)

※磯山委員長・川嶋委員・平間委員は意見書面提出での出席

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第659回番組審議会

青森放送では、2月5日に第659回番組審議会を開催し、

テレビ番組 
      『 ダイドーグループ日本の祭り つなぐ ~田名部まつり~ 』
 
             ( 9月28日(土) 16:00 1655 放送 )を審議しました。

 
【番組内容】

青森県の最北、下北半島。下北の総鎮守、むつ市の田名部神社で

818日から20日の3日間に渡って行われる「田名部神社例祭」、通称「田名部まつり」。

400年の歴史があり五穀豊穣を願う祭りです。



田名部神社を取り囲む五つの町から、御神体をのせた「ヤマ」と呼ばれる

五台の山車が練り歩き、3日間神社にお参りをします。


今年、五町(ごちょう)の「組(くみ)」と呼ばれる組織を取り仕切るのは

横(よこ)迎(むかい)町(まち)豪(ごう)川組(せんぐみ)」。

その組頭(くみとう)に選ばれたのが熊谷秀策さんです。

組頭五人衆と一緒に安全な祭りの運行に努めます。

田名部神社の小笠原佐(たすく)さんは、宮司として初めての例祭。

これからも祭りで絆を深めている若い人たちが中心となって、地域を守ってほしいと語ります。



人とのつながりが希薄になってきている現代で

「人と人をつなぎ、地域がひとつになる」祭りを伝えます。

審議委員からの感想・意見

  • 祭りの裏方・男衆の働きぶりや、部外者が立ち入れない神事などにカメラが入っていて非常に興味深かった。古くから地域に活気や繁栄をもたらす欠かせない行事だということがよく分った。人を呼び込む観光というよりも、まず、地元の人が楽しむことに祭りの原点をみたような思いだった。見どころ満載で極上のエンターテインメントとして楽しめた。祭りの歴史や解説も分かりやすかった。取材対象が多い中、的を絞り煩雑さが解消されたので一本筋が通ったように思えた。見て楽しめる要素が多く、見ていくうちに祭りの良さがどんどん感じられて引き込まれていった。番組に登場する男衆の男ぶりが良く、格好いい。田名部神社の宮司・小笠原さんの言葉に含蓄があった。
  • 地域コミュニティーの役割・つながりも含めた祭りの魅力が描かれていて良かった。明るい気持ちになれる秀作。若い頃に参加した経験があるが、五車別れは非常に盛り上がる。祭りの見どころや迫力ある映像もよく伝わってきた。随所に登場する下北地域の風景でも魅力が伝わってきた。テロップに年代表記の配慮もあり、歴史が分かりやすかった。田名部まつりが地域作りに果たす役割の大きさを感じとれた。見事につながっている祭りであり、理想の形だと言っても過言ではない。今後の地域を担っていく若い力を実感し、この祭りが若者たちに愛される理由もよく分かった。今後も様々な祭りに焦点を当ててほしい。
  • オープニングの雪景色の映像は、むつ市の自然の豊かさを視覚的に伝えていて、自然と人間の共存のすばらしさを感じさせた。祭りは地域をつなぐ力を持つ特別な存在であることや、田名部まつりの歴史の重さも改めて実感した。田名部神社と祭りの歴史にふれることができたのも非常に興味深かった。菅江真澄に関しては知らなかったこともあり、もう少し説明してほしかった。グーグルマップを使った説明はとても分かりやすくて良かった。祭りが次世代へと受け継がれる場面も印象的。祭りに参加しているような感覚で楽しめた。田名部まつりが地域の文化や人々の絆を象徴する大切な行事であることが伝わり心に響いた。田名部まつりの未来に希望を感じさせる有意義な番組だった。
  • 祭りに至る過程を丁寧に取材したことによって、地域に息づく祭りの本質が見る側にしっかり伝わる良い番組だったと思う。様々な経験を経て、組頭としての強い使命感や固い意志が表情ににじみ出ていたので、熊谷さんの成長物語にも感じられた。密着取材ならではだったのだろう。祭り本番での熊谷さんと娘さんとの絡みの場面が印象的だった。うれしさ・もどかしさ・充実感が混じり合った何とも言えない表情が心に残った。田名部神社の宮司を別の角度からの視点で取り上げ、神社と地域の関係性も浮かび上がっていたのがとても良かった。女性の姿や場面が少ないのが気になったが、祭りが地域をつなぎ、地域が祭りを支えていることを改めて感じ、感心しながら学びながら見た。
  • 全国的に観光化する祭りが多い中で、田名部まつりはそうではないと感じさせる良さがあった。丁寧で緻密な取材と編集でしっかり構成されている。橋本アナの声も聴きやすく番組に合っていて心地良いナレーションだった。見物したことはあったがこれだけ奥の深い祭りだったのかと番組で初めて知った。宮司の小笠原さんの詳細な説明、分かりやすい映像と歴史の解説で全貌を知ることができて非常に良かった。人を惹きつける・呼び戻す力がある祭りであることがすごい。ふっと笑える場面もあり、清涼剤にもなっていた。熊谷さんの苦悩・葛藤・人間臭さをもっと引き出せば、より説得力が増したのではないだろうか。「つなぐ」ことが、いかに大事かを示唆してくれる番組だった。
  • タイトルをダイレクトに表現できた番組。むつ市の紹介、祭りの歴史、人々の関わりから祭り本番に入っていく構成がとても良かった。田名部まつりの魅力をしっかり伝えていたと思う。冒頭で今回の柱となった熊谷さんの「大人も子どもも同じ綱を引いてひとつになる。祭りは地域がひとつになる」という言葉から興味が湧いた。寒立馬や北限のサルなど、下北半島・むつ市を紹介する映像はとても美しくてインパクトがあった。熊谷さんのお母さんの言葉に、親の姿を見ながら親子でつなぐ田名部まつりの重要性を改めて感じた。家族の声を差し込んだのは良かったと思う。橋本アナのナレーションもとても良かった。これからも青森県のすばらしい文化を発信する番組を期待したい。
  • とても勉強になった。番組では「まつりは地域をつなぐ」を強く訴えていた。これはどの地方の祭りにも共通している。人口減少が加速する中、祭りの担い手不足は厳しい現実だが、この番組で取り上げられている団体・家族を見るととても安心しうれしくなる。ご神体に奉納するお米をもらいに行く場面が興味深くて神事の舞台裏が見えた。ひとつひとつに意味があり、苦労があるのだと思った。「ダイドーグループ日本の祭り」シリーズは、地域の祭りの担い手不足の現実を浮き彫りにしつつ、次世代の担い手育成のための歴史書を映像で残してくれている、とてもありがたい番組だ。青森県にはまだまだ紹介してほしい祭りや歴史・文化がある。次回作が本当に楽しみなシリーズだ。
  • 田名部まつりの核心部分を地図とナレーションで丁寧に説明している。祭りの様子が分かりやすい解説と映像で描かれており、映像記録としても優秀だ。「つなぐ」のタイトルは意味が深く目標に叶っている。番組の軸となっている横迎町の組頭にカメラが寄り添い、家族・友人との会話を通して、「つなぐ」という世代間の継承が映像で浮上し、田名部まつりの伝統が受け継がれる様子が克明に描かれている。次世代のための教科書ともなり得る番組であり、風土的な番組としても魅力ある仕上がりになっている。栗山神楽と目名神楽は、下北半島では各地に点在し、祭礼には欠かせない存在だと思う。市町村合併が続く時代だが、文化遺産の象徴でもある祭りの記録を続けてほしい。