昨年10月東京銀座の松屋デパートに展示され
人気だった「ルビンのこけし」が黒石市に里帰りして、
こみせ通りにある「津軽こみせ駅」の
ショーウインドーに110体が展示されています。
松屋デパートでの展示は地域の魅力や伝統に根ざした
「モノ」を店内に装飾する地域共創の一つとして、
黒石市と共同で取り組んだ企画です。
日本を代表するグラフィックディザイナーである
佐藤卓(たく)さんがデザインして、
津軽こけしの名工である阿保六知秀(むちひで)さん
正文(まさふみ)さん親子が製作しました。
デザイナーの佐藤さんが、こけしとこけしの間にある
隙間に注目、壺のシルエットが向き合った人の顔にも
見える「ルビンの壺」にちなんで「ルビンのこけし」
と名付けられたそうです。
デザインを見た阿保さんは「斬新さに戸惑ったが、
こけしファンの底辺を広げることには意味がある」と
引き受け製作したと話していました。凹凸をうまく
使った新発想の「ルビンのこけし」を見てきましたが、
1体1体に丁寧な手作業の味わいと、伝統を残しながらも
新しいこけしに進化しているのを感じましたね。何よりも
カラフルな色合いと可愛らしい表情にほっこりしました。
この「ルビンのこけし」は3月15日まで
黒石市「津軽こみせ駅」のショーウインドーに展示、
夜はライトアップもされています。また黒石市の
ふるさと納税の返礼品としても選定されています。
(GG大友)
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