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おとらじ便り

時計台と奈良美智さんTシャツ

2022.9.5

時計店とTシャツ1 (002).jpg

弘前市土手町にある「一戸時計店の時計台」は
街のランドマーク(目印になるような建物)
として多くの市民に親しまれてきました。
920年(大正9年)時計店として開業、
店は代々引き継がれてきましたが、
2018年閉店してから空き店舗となっていました。

このままでは朽ちてしまうと
中土手町商店街振興組合がクラウドファンディングを
活用して建物の維持管理の費用を募った結果、
ほぼ目標を達成し10月末には振興組合の事務所として
活用されることになったそうです。

時計店とTシャツ2 (002).jpg

一方、赤いとんがり屋根の時計台は
故障も多く老朽化が目立って来ていました。


そこで、弘前市内でレコード店
「JOY―POPS(ジョイポップス)」を経営する
齋藤浩さんが旧知の美術家である奈良美智さん
(弘前市出身)に相談、時計台のメンテナンス費用を
集めようと奈良美智さんデザインの
オリジナルTシャツを販売しました。

時計店とTシャツ3 (002).jpg

Tシャツ企画を始めた齊藤浩さんです。
奈良美智さんデザインの女の子と
頭の上のとんがり屋根の時計台、
何とも可愛らしいではありませんか。

時計店とTシャツ4 (002).jpg

もう一つTシャツの裏の首元にデザインされた
「一戸時計店」の文字は
長年使用されていた店の文字商標で
歴史を留めたいとする奈良さんの想いと感じました。


古いものを残そうと思う弘前市民の応援もあって、
このTシャツは人気ですでに完売しましたが、
今月の中旬から再販する予定だそうです。
                  (GG大友)

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