孫が両親と行って来た十和田市現代美術館に
展示されているトリック・アートがお気に入りの様子で、
「おじいちゃんも行って見たら」とすすめられ
早速でかけて来ました。



作品名は「建物・ブエノスアイレス」で
アルゼンチンのレアンドロ・エルリッヒ（49歳）
という現代美術家の作品です。

この作品を展示するために
十和田市現代美術館では
昨年12月に展示棟を新設したそうで、
常設展示されています。

展示棟の中に入って見ますと、
床に置かれたヨーロッパ風の建物があって、
その床の建物で様々なポーズを取ると
壁の正面に設置された鏡の効果で、あたかも
建物にのぼったり窓枠にぶら下がったりと
現実ではあり得ない光景が現われるという仕掛けです。
これがとても面白いです。

私も「スパイダーマン」になったつもりで
挑戦しましたが、なにせ体の柔軟性がなくなって
いるのか、何とも不格好な姿になってしまいました。

作品の手前のスペースからはポーズを取る様子を
見る事が出来て、「もっと右！」「足をひろげて！」
など声がかかります。

他のお客さんの視線を感じながら「演じる」ことになり
その場にいる人同士の「見る」「見られる」という
関係を作り出す作品だと言うことです。

自分の姿を写真に撮ってもらうと楽しいですよ。
夏休みに孫たち家族と一緒に出掛けてはいかがですか。
「あなたもスパイダーマンになれるかも！」です。
感染対策を十分にしてからお出掛けを。　（GG大友）