「これからも守りたい」劣化や破損が深刻化…国の重要文化財「高照神社」の修繕費　クラウドファンディングで資金調達へ　青森県弘前市

大規模修繕を予定している国の重要文化財で弘前市の「高照神社」を管理する町会が、修繕費の一部をクラウドファンディングで集めます。

「高照神社修繕プロジェクト」は高岡町会の葛西会長と津軽宮司が説明しました。
それによりますと、神社は気象条件が厳しい岩木山ろくにあり、拝殿の屋根などの劣化や破損が深刻化しています。
このため総工費5億9,000万円をかけて5つの建物を修繕する予定ですが国や県、弘前市の補助を受けてもまかなえないとして、2,800万円を目標にクラウドファンディングで資金を調達します。
高照神社は参拝客のための拝殿の扉の開け閉めや雪下ろしなど、43世帯の町会が維持管理している全国的にも珍しい神社で、これからも守りたいと支援を求めています。
クラウドファンディングは来月1日からインターネットで行われます。