その発信、本当に「本物」から? 実在企業やアナウンサーまで…SNS「偽アカウント」に注意!
SNSで議員やアナウンサー、実在の企業になりすます「偽アカウント」の被害が県内で相次いでいます。
警察は詐欺などの犯罪につながる恐れがあるとして注意を呼びかけています。
★青森放送 板橋優磨アナウンサー
「活動の報告や企業からのお知らせなど生活にも浸透している「SNS」。その発信元が本物かどうか、確認したことはあるでしょうか?」
★青森市議会 舘山善也議員
「おかしいなと思ってほっといてたら、ほかからアカウントを乗っ取られているよと報告が来た」
青森市議会の舘山議員は、ことし2月自身のInstagramアカウントが突然使えなくなりました。
すでに同様の被害にあっていた知人のアカウントからメッセージが届き、書かれていたアドレスにアクセスしたことが発端でした。
乗っ取られたアカウントはさらに同様のメッセージを別の人にも送りつけ、乗っ取り被害は次々と拡散していきました。
★青森市議会 舘山善也議員
「ひじょうに心外ですよね」
「自分だけじゃない周りの方に迷惑掛けたというのが一番思いがあります」
青い森信用金庫では今月10日公式そっくりな偽アカウントから、実際には行われていない投資を勧誘するようなメッセージが送られていました。
偽アカウントの怖さは身近に迫っています。
★青森放送 小山内碧アナウンサー
「私のインスタグラムアカウントの偽物があり困っています」
RAB公式の小山内アナウンサーのアカウントと、偽のアカウントです。
プロフィール写真や投稿されている写真も全く同じですが、よく見ると…正しいアカウント名は「osanai」、偽物は「osaanai」になっていました。
偽アカウントをフォローすると、メッセージで「株の投資を学ぶためのグループ」に参加を促されます。
「投資を強制しない」、「すべて無料」など甘い誘い文句です。
★小山内アナウンサー
「そういったグループへの勧誘はしていませんので絶対に信用しないでください」
SNSで警察官や有名人、実在する企業などを名乗ることで信用させ、現金をだまし取る手口の詐欺がいま急増しています。
★県警サイバー犯罪対策課 石岡譲次長
「考えられる犯罪とすれば詐欺や悪質商法不正アクセス場合によっては、ストーカー被害や誘拐といった被害にもつながる恐れがあります。またIDやパスワードを盗まれる被害にあう可能性もあります」
「安易にそういうアカウントに返信をしないこと リンクが張っていますのでアクセスしない注意することが必要です」
写真や名前だけを見て本物だと思い込まないことが大切です。
警察は不審に思ったら1人で判断せずに、家族や警察相談専用電話「♯9110」に相談するよう呼びかけています。