CITIZEN執行役員名乗り「クリエイターを探している」とTikTokの動画制作を依頼され…報酬引き出す費用を要求 40歳代男性が20万円被害
青森警察署によりますと6月23日、青森県内に居住する40歳代男性のスマートフォンにTikTokのダイレクトメッセージで、ユーザー名「@niplux_official3」を使うCITIZEN機械時計の広報部門の執行役員 大治良髙と名乗る者から、
・当社製品を紹介いただけるクリエイターを探している。
というメッセージが届き、その後紹介されたLINEアカウント「87 大治良髙」を登録して、やり取りを開始しました。
その後、大治からLINEメッセージで、
・TikTokで2本のPR動画を制作し、投稿してもらえますか?
・1本につき、10万円の報酬を支払います。
と言われ、動画制作を依頼されました。
男性がその依頼を引き受けたところ、「ネクストジョブ」というサイトを紹介され、報酬の受取口座としてそのサイト上に銀行口座情報を入力したところ、サイト内のメッセージ機能を通じ大治から、
・銀行口座情報に誤りがあり資金が一時的に凍結された。
と言われ、サイトのオンフインサポートを受けるように指示され、紹介されたLINEアカウント「86 JobNext」を登録しました。
するとそのアカウントからLINEメッセージで、
・凍結された出金額と同額を認証費用として納付すれば、認証完了後、報酬と納付した認証費用を出金できる。
と言われ6月29日、資金凍結解除名目として自宅からネットバンキングを利用して、指示されたネット銀行の個人名義口座に現金20万円を振り込みました。
しかし、その後も出金することができず、更に保証金の支払を要求されたことから不審に思い、警察に相談して詐欺の被害に気づいたということです。
警察は知らない人から、急に金品を要求された場合は、家族、知人、最寄りの警察署や交番・駐在所に相談し、絶対に1人で対応しないよう呼びかけています。