命を救うキッチンカー!?“災害対応車両”に県内初登録!運営するのは元自衛官「国の役に立てることがあるのではと…」 青森県むつ市

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青森 2025.07.01 20:01

被災地に派遣する「災害対応車両」の新しい制度です。
むつ市の男性が運営するキッチンカーが県内で初めて登録されました。

能登半島地震の被災者たちに炊き出しを行うキッチンカー。
内閣府は先月から被災地に派遣可能なトイレカーやキッチンカーなど「災害対応車両」の登録制度を始めました。

★e-La合同会社 小野雅章 代表
「お待たせいたしましたどうぞ~!」

県内では先月26日付けでキッチンカー・「DoINDIE」が初めて登録されました。
運営するのは「e-La合同会社」の代表・小野雅章さんで、きょうは青森市に出店していました。

★e-La合同会社 小野雅章 代表
「コロナ禍で皆さん外出を控える中で、キッチンカーのイベントが注目されるようになり、そこで私もやってみたいと思う気持ちが強くなり、一念発起して50歳を手前に始めようと思いました」

起業はことし5月でした。
小野さんは30年以上、むつ市で自衛官として働いていました。

★e-La合同会社 小野雅章 代表
「前職自衛官だったのですが、自衛隊を離れても国の役に立てることがあるのではと思いました」

キッチンカーで主に提供しているのは県産にこだわったから揚げです。
田子のニワトリと十和田のニンニクを使っています。
小野さんは関東と四国、九州を除く29都府県の自治体から要請を受けた場合、現地で1日あたり500食の唐揚げを提供します。

★e-La合同会社 小野雅章 代表
「広く知ってもらいたい、こういう車があるということを。青森県からいざという時には他県にもこういう車が出動できる、県内での災害の時にも活躍できるということを知ってもらいたい」

小野さんは「災害対応車両」のキッチンカーで県内を駆け回ります。