【映像あり】観光地の湖をクマが泳ぐ！「大きさのわりにすごく速くて…」　水田を走る姿も…青森県内で相次ぐ目撃に警戒強まる

県内各地でクマの目撃が相次ぎました。
湖を泳ぐ姿や水田を走る姿が撮影されていて、各地で警戒が必要な状況が続いています。

★「あの真ん中…あれだと思うんですよね」

水面を移動する黒い影。
1頭のクマが津軽富士見湖を泳ぐ映像です。
きのう午前10時半ごろ鶴の舞橋から撮影されました。

★泳ぐクマを撮影　工藤一雄さん
「こういう感じで泳ぐ姿を撮影しました」

撮影したのは観光ガイドの工藤一雄さんです。
橋を挟んだ反対側を歩く体長1メートル以上とみられるクマを目撃し、観光客に注意を呼びかけているうちにクマが湖に入り、泳いでいたといいます。

★泳ぐクマを撮影　工藤一雄さん
「大きさのわりにすごく速くて通報している間にどんどん沖のほうへ行って、警察官が来たときには向こう岸の約30メートルくらい手前まで泳ぎ切っていました」

町はクマが渡った対岸のりんご園に捕獲用のわなを設置しました。
町内ではきのう午前7時半にも、旧水元中央小学校近くでクマが目撃されました。
鶴田中学校では多くの生徒が保護者の車で登校していました。

★保護者
「はじめての経験だから怖いですよね」
「クマが落ち着くまでですかね」
「送迎して子どもの安全を第一にしたいと思っています」

そしてきょうも、弘前市種市で田んぼの中を走るクマ1頭が撮影されました。

★撮影した農家
「大人と同じくらいなんじゃないですかね　普通に4本足ついて走っていたので、立ったら大人と同じくらいになるんじゃないかなと思います」

クマの目撃はきのうまでに369件と過去最多だった去年の同じ時期に比べ、99件増えています。
県はクマを目撃しても決して近づかず安全な場所に移動し、役場や警察に連絡するよう呼びかけています。