初のインターハイに挑む八戸学院野辺地西高校サッカー部 見えてきた「課題」の克服へ
初のインターハイに挑む八戸学院野辺地西高校サッカー部です。
夏の福島を舞台に強豪が集う全国大会に向けて、見えてきた課題の克服に取り組んでいます。
★青森放送 板橋優磨キャスター
「選手たちを乗せたバスが野辺地から十和田の練習場にやってきました」
学校の授業を終えたあとバスで移動してきた選手たち。
八戸学院野辺地西高校サッカー部です。
人工芝でプレーするため、毎回1時間近くかけて野辺地町から十和田市のグラウンドまで来て練習しています。
野辺地西は先月2日、県高校総体の決勝で青森山田と対戦し、全国最多の連覇の記録を「24」で止めて初優勝。
悲願のインターハイの切符を勝ち取りました。
★青森放送 板橋優磨キャスター
「日差しが照りつける暑い中、ロープやボールなどを使ってフィジカル面の強化をしています」
練習前に行うのが6種類のフィジカルトレーニングです。
ロープを動かしたり投げる動きを取り入れて全身の筋力を鍛えます。
大金星からおよそ1か月、秋田で行われた東北大会は初戦敗退でした。
見えた課題は「夏場の運動量」です。
★八戸学院野辺地西高校サッカー部 藤田律キャプテン
「気温が高い中でも自分たちのプレーが発揮できるように強度高くやっていこうと思っています」
「守備から全員で11人で入って失点せずにとれるところで、最後しっかりとって1対0でもいいので勝ちきる その部分を全国大会でも見せていけたらいいなと思います」
県大会での失点は決勝の1点のみ。
守備が強みのチームで攻撃の中心は地元・野辺地町の阿部莞太選手です。
ボランチとして攻撃の起点となり、ゴール前にも顔を出す阿部選手は、先月の県大会決勝で先制点を挙げました。
★八戸学院野辺地西高校サッカー部 阿部莞太選手
「基本は守備の時間になると思うので、粘り強く守備をして、もしチャンスが来たら自分が積極的にゴールを狙ったり、チャンスメイクつくったりしてチームを勝たせられるようなプレーをしたいと思います」
「(初めての全国は)すごく楽しみで強い相手とやれるのはなかなかない機会なので、自分たちの力を出せるように精一杯準備したいと思います」
★八戸学院野辺地西高校サッカー部 三上晃監督
「ようやくひとつ高い山を越えられた 壁を越えられたところで青森県代表としてインターハイで恥ずかしくない試合をしたいなと考えています」
「さらには冬の選手権に向けてもっと強くなりたい ひとつでも多く試合をして成長して青森県に帰って来られれば」
インターハイは今月26日に開幕し夏の福島、Jヴィレッジが舞台です。
初戦は今月27日の2回戦で、福井の丸岡高校と熊本の大津高校の勝者と対戦します。