私立高校の学費滞納率0.87%で青森県が全国ワースト3位 支援の拡充を訴え
県内の私立高校生の学費滞納率は昨年度0.87%と全国ワースト3位だったことがわかりました。
県私立学校教職員組合連合は県内の私立中学6校と私立高校17校をすべて調査し、昨年度の学費滞納と経済的理由による中退状況の結果を発表しました。
調査によりますと、昨年度3か月以上学費を滞納した私立の高校生は64人でした。学費滞納率は0.87%で、前の年に比べて0.03ポイント下がりましたが全国ワースト3位となっています。
経済的な理由で中退した生徒も1人いたということです。
県は年収590万円以上710万円未満の世帯には年間11万8,800円の高校の授業料を補助するなどしていますが、県私立学校教職員組合連合は支援の拡充を訴えています。
★県私立学校教職員組合連合 蒔苗克敏 書記長
「補助を出すんだったら入学金の補助に充てた方がいいんじゃないかと考えています」
県私立学校教職員組合連合は通う高校を問わず、生徒や保護者の負担の軽減につながる公平な支援を求めています。