不登校の子どもたち“居場所”を 青森県内初の特例校「学びの多様化学校」開設へ むつ市
不登校の子どもたちが特別な教育課程で過ごせる「学びの多様化学校」が、県内で初めてむつ市に開設されます。
むつ市の山本市長はきょうの会見で小中学生を対象にした「学びの多様化学校」について、再来年4月の開設をめざしていると発表しました。
今年度末に閉校する奥内小学校の校舎を活用する方針です。
「学びの多様化学校」は、不登校の子どもたちが通いやすいように、子どもに合わせて授業時間を減らすなど特別な教育課程を組むことができる特例校です。
小中学校の不登校は2023年度、全国で34万6,482人と過去最も多くなりました。
むつ市でも2019年度から昨年度までに100人ほど増えていて、仮想空間「メタバース」を活用した授業を試験的に導入するなど対策に取り組んでいます。
★むつ市 山本知也市長
「(子どもや家庭に)むつ市はこういう学校があるんだなという期待を持っていただきたいと思いますし」
「教育研修センター、校内支援センター、それに加えて学びの多様化学校、こういった形で子どもたちの学びをしっかりサポートしていきたい」
むつ市は今月準備委員会を設置し、開設に向けて本格的に取り組みを始めます。