SNSで知り合った台湾人男性をかたるアカウントに設け話をもちかけられ…60歳代女性が30万円被害
黒石警察署によりますと、ことし3月12日、青森県内に居住する60歳代の女性はInstagramを閲覧中、台湾人の男をかたるアカウント名「singamtcl」からダイレクトメッセージが届き、やり取りをするようになりました。
その後、男からLINEへ誘導され、LINEアカウント名「藤井樹」とやり取りをして、藤井を信用するようになりました。
すると5月4日ころから、藤井からLINEメッセージで、
・私のこと信じてくれるなら、一緒に何かやってみない?
・簡単に少しずつ資金を貯めることができる。
などと儲け話を持ちかけられるようになりました。
女性が儲け話に興味を示したところ、藤井から「XMpro.com」という投資サイトを紹介され、LINEメッセージで、
・叔父が野村証券におり、株の取引情報が分かる。
・30万円から投資を始めてみてはどうか。
と言われたことから投資資金として、5月17日、県内のコンビニエンスストアATMを利用して、藤井が指定したネット銀行の個人名義口座に現金30万円を振り込みました。
するとサイト上で利益が発生した上、女性の口座に知らない個人名義から現金5万7,382円が振り込まれました。
その後、藤井からLINEメッセージで、
・200万円を準備できるなら、もっと利益を出せる。
などと何度も追加投資を要求されたことから女性は嫌気がさし、藤井に返金を求めるも返金されず、更に藤井と連絡が取れなくなったことから、詐欺の被害に気付いたということです。
警察はSNSやマッチングアプリを通じて知り合った会ったこともない人物が、投資話を持ちかけてくるのは詐欺の手口だとして注意を呼びかけています。