「考えられないです…」川に落ちたボールを拾おうと親子3人が溺れて母親死亡 穏やかな川でなぜ…高校の競技会場にも使われる現場の状況は? 青森県むつ市
むつ市の川で親子3人が溺れ、母親が亡くなりました。
河川敷で遊んでいて、川に落ちたボールを拾おうとして溺れたということです。
亡くなったのはむつ市苫生町の無職 鳴海春香さん36歳です。
警察によりますと、鳴海さんはきのう午後5時まえ近くの新田名部川の河川敷で、8歳の娘と7歳の息子とともにボール遊びをしていて、落ちたボールを拾おうと川に入り、そのあとを追いかけた子どもたちとともに溺れました。
子どもたちは目撃した人に救助され、命に別条はありません。
119番通報を受け駆けつけた消防のダイバーが、通報からおよそ1時間20分後に川の中で沈んでいた鳴海さんを見つけました。
鳴海さんは市内の病院に搬送されましたが、およそ30分後に死亡が確認されました。
★近所の人は
「考えられないです 穏やかなところですから」
「ここは深い 真ん中の方は」
「子ども小さいみたいだから ショックですね」
新田名部川は川幅がおよそ60メートルで県高校総体のローイング競技の会場などにも使われ、深い部分の水深はおよそ2メートルでした。
競技関係者によりますと護岸は階段状で、中心に向かってスロープになっており、この時期はコケなどで滑りやすいということです。
警察が当時の詳しい状況を調べています。