文豪・太宰治の桜桃忌に「太宰列車」 “戦争と疎開”をテーマに作品の朗読も 青森県五所川原市
五所川原市出身の文豪・太宰治の桜桃忌に合わせ、津軽鉄道では太宰に思いを馳せる列車の運行が始まりました。
運行が始まったのは「太宰列車」です。
太宰が生まれた日で、亡きがらが見つかった日でもある6月19日の桜桃忌に合わせて、まいとしこの時期に運行しています。
けさ津軽五所川原駅を出発した1番列車には多くのファンが乗り込み、太宰が生まれた金木方面へと向かいました。
戦後80年のことしは「太宰治の戦争と疎開」をテーマに、太宰が疎開し過ごした津軽の四季を表すハマナスの花やりんご、雪などの装飾が施されています。
★「『海は、海の見えるのは、どちら側です。』私はまず車掌に尋ねる。」
車内では戦争と疎開に関係のある太宰の作品の朗読も行われました。
★太宰ファンの乗客
「誕生日ということで記念に来てみようと思って来たんですけど、きょう1号車とは知らなくてうれしいです」
「津軽弁で(朗読を)聞けることがないので貴重な体験で良かったです」
太宰列車は9月末まで運行します。