マッチングアプリで知り合った女性から投資を勧められ…30歳代男性が約201万円相当の暗号資産をだまし取られる
青森南警察署によりますと、ことし5月上旬頃、青森県内に居住する30歳代の男性はマッチングアプリ「マリッシュ」を介して「中村惠子」と名乗る女と知り合い、LINEアカウント「中村惠子」とメッセージのやり取りを始めました。
その後、中村からLINEメッセージで、
・私の兄が金融機関の関係者で投資をしている。
・私も1,000万円以上稼いでいるから、一緒にやらないか。
などと暗号資産投資を勧められ、中村の指示で、「BlockBft」というサイトでアカウントを作成し、暗号資産取引所「bitbank」で暗号資産イーサリアム(ETH) を購入しました。
そして5月18日、時価4万5,913円相当のイーサリアムを指定アドレスに送信しました。
すると、サイト上で運用益が発生した上、男性の口座に1万4,000円が振り込まれたことから、男性は更に利益を得るためbitbankでイーサリアムを購入して、5月19日から5月26日の間4回にわたり、時価合計81万9,341円相当のイーサリアムを指定アドレスに送信しました。
その後男性がサイト上で運用益の出金手続をしたところ、BlockBftからサイト内のメッセージで、
・出金するには税金が必要だ。
・あなたにインサイダー取引の容疑がかかっているので、保証金が必要だ。
などと言われ、bitbankでイーサリアムを購入して、6月8日、2回にわたり、合計114万6,991円相当のイーサリアムを指定アドレスに送信しました。
ところが、運用益を出金することができず、更に出金手数料を要求されたことから、民間の調査会社に依頼したところ、詐欺を指摘され、被害に気付いたということです。
警察は投資話において「必ず儲かる」などと話し、投資を勧めてくる場合は詐欺の可能性があるとして注意を呼びかけています。