「最終的には満点満点大きな花丸」立憲民主党県連・田名部匡代県連代表の受け止め【2025参議院選挙・青森】

この記事をシェア

  • LINE
青森 2025.07.20 23:16

「本当に県民の皆さんの今の政治に対する様々な不満、また生活の苦しさみたいなことが大きなうねりとなって、今回初めての挑戦の福士珠美さんに大きなご支援が頂けたのかなというふうに思っています。
ただ一方で、やはり先ほど申し上げたように、これからだなという色々な思いがあります。
本人が選挙中も訴えてましたけれども、やはり徹底的に現場主義ということなので、どこにでも飛び込んでいける方ですから、やはり県内地域によって色々な課題があるし、色々な問題があるので、その現場の声を大事にしてしっかり連携して政策作り、またその実現に向けていけたらいいなと思っています。
街頭でみんなで並んだ時もそうなのですが、私が最初に出た時から比べるとで、やはり女性議員や女性の候補者が青森でも誕生し、一緒にやっていける。
女性もこういう大きな厳しい選挙にチャレンジしようと思ってもらえたということは本当に心強いし、そのことが結果として県内のまた全国の働く女性であったり、子育て中の女性であったりまた、それはあらゆる立場の人になるのですが、私たちの存在がよし頑張ろうや新たな希望や夢に繋がっていったらいいなという風に思っています。
特に介護だとかそういう問題も多くは女性が担っていて、なかなかまだまだ現場の課題というものが解決されてない中で、やはり女性が誕生したら、その思いを共有してくれるのではないかなとか、より分かってくれるのではないかなとか。
そういうことにも繋がっていくのではないかなというふうに思っているので、是非また三人でと言った升田さんに怒られますが、みんなで連携して頑張っていきます」

(Q序盤福士さんの伝える力熱意は50点と発言、最終的には何点?)
「最終的には満点満点 大きな花丸で。
どんどん力強くなっていったのは私自身もそうだった。
たぶんみんな同じ思いを経験してると思いますが、やはり有権者の皆さんの必死に伝えてくる思いに応えなければという、使命感みたいなものが、どんどん気持ちを強くしてくれて、訴えにも力が入ってくるだという風に思うので。
もう最後は本当に力強かったし、なかなか腹から声を出すというのはアナウンサーの仕事をしていて今までなかったと思います。
だから最初は声が枯れちゃったりしましたが、本当に必死の訴えをしてくれたことが広く県民の皆さんの胸に届いたのではないかなという風に思います」

(Q勝利の要因は)
「組織づくりその体制の強化はまだまだ不十分で、いつもそれを課題に挙げていながらも、もう少しこの選挙総括しながら、体制を強化しなければならないという風に思っています。
今回の勝利はもちろん本人や立憲民主党青森県連や、また連合青森や様々な皆さんのお力を頂いたということも、もちろんそれが一番大きいと思うのですが、色々な要因があっただろうなと思います。
全国的に見れば新たな政党がものすごく勢力を伸ばしてきた。
それは青森でも一定の流れみたいなことはあったという風に思います。
そういう意味では、これまで政権与党を支持されてきた方が、今回の選挙でどういう最終的な判断をされたのか。
例えば自民党が今の自民党では駄目だと、よし立憲民主党に託してみようという判断をいただけてるかどうかということも、しっかり分析していく必要があって。
やはり我々は常に政権交代を目指す、そして政権政党として信頼をしていただきたいという風に思っているので、やはり今回そういう意味で託していただけたのだろうかということも含め、分析をしていく必要があるかなと思っています」

(Q体制整わない要因は?)
「野党の候補者の支援者みたいなことを表立って、いやいや、陰で応援してるよみたいな声はまだまだあるので、それを組織化していく後援会づくりということがすごく大事になってくる今まで県内を組織化しようと思えばなかなかこう私の力不足もありましたが今は各総支部に総支部長もいるし国会議員もいるしまた参議院議員も2人になったのでそれぞれ後援会の組織を作っていけばそれが結果として大きな選挙を戦う時に総合力となると思うので、そういうことが大事になってくるかなと思います」

(Q参議院議員独占の意味は)
「1番は有権者の皆さんに、この保守王国青森で自ら動けば政治は変わるということを、この間の衆議院選挙でも、特に青森3区はそうだったと思いますが、そういうことを強く感じていただけた。
だから常にこれからの選挙も結果は、この青森ではなかなか政治は動かないのではないかと思っていた方々が、いやそんなことないよと政治に満足しなければ、信頼できなければ自分たちが動けば政治を変えることができるんだということを、またこの選挙でも感じていただけたのではないかなというふうに思います。
政治はやはり国民の皆さんとともに作っていくものだというふうに思っているので、今回の結果というのは非常にそういう意味でも意義があった、大きい意味があったなというふうに思っています」

(Q2009年の政権交代で、4年間で議席0になったが対策は)
「常に風に左右されない選挙をしっかり勝ち抜く力をそれぞれがつけていかなければいけないということは基本にあると思います。
ただ、これからは先ほど申し上げたように、私は非常に緊張感を持っている。
これからだなと今おっしゃったような、やはり3年3か月で我々は当時政権からまた転落したわけですが、約束したことをきちんと実現できるのかということと、やはりこの人たちに今まだ結果すべて出ていないので野党第1党。
参議院では野党第1党が政権を任せていい人たちなんだと思っていただけるかということを、これからしっかり国会で示していけなければ、また同じことになるというふうに思っているので。
経済状況も困難ですし日米の関税の問題もある。
社会保障の問題であるとか様々大きな課題がある中で、しっかりとこの人たちに任せたら、自分たちの暮らしに安心というものがもたらされる。
未来は明るいなと思っていただけるかどうか本当にそういうことを、1つ1つしっかり積み上げていくということが、すごく大事になってくるのかなと思っています。
単独ではなかなか思うように…まだまだ大きな力を持っている自民党ですから、立憲民主党がしっかりリーダーシップを取って広く大きな力を結集できるようにしていく必要があるのかなと思います」

(Q野党連携はどう進める)
「県内もそうですが、これから政党間でどういう枠組み、どういう連携ができるのかというのは、これからの話だと思っていますし、きょうの結果でどういう勢力がどういう風になっていくのかというのは、これから見ていかなければ分からない。
ですから与党だってどのぐらい取るのかによっては、どうするのか。
ちょっとまだ今の段階では何とも言えないですが、でもガソリンの暫定税率の廃止法案の時もそうですが、それぞれ与党と協議をして合意をして、法案を成立させたいということもあったわけですよ。これまでは。
でも我々はやはり国会でしっかりと、国民の皆さんに判断をしていただく環境を作るということを、非常に政権交代を目指す中で大事にしてきて、野党7党で最後は出したわけです。
最初は国民民主党が与党だと言い、今度は維新の皆さんがいやいや僕らは与党だと言い、でも最後7党でまとまった時に国民の皆さんにしっかり伝わります。
そういうことが全てで一致できないにしても、1つ1つの政策で何が国民のためになるのかということを最優先に、政治は動いていくべきだという風に思っているので、これから色々動きが出てくるのではないでしょうか。分かりませんが」

(Q選挙結果受け止め)
「なかなか物価高でそれが一つは大きかったと思います。
政治が動かない、動いてくれないということに、自分たちの生活の苦しさが分かっているのだろうかという不満。
だから我々が選挙で訴えた物価高対策が響いたということも、その実現をして欲しいというそういう期待もあったのかなという風に思います。それが大きかった。
今の政権に対する大きな不満があっただろうという風に思っていますし、ただ我々がでは選ばれたのかということは、これからしっかりと青森県連としても分析をしていく必要はある。
そこをしっかりと反省すべき点があれば反省をして、次に繋げていかなければいけないので。
勝ったね良かったねでは終われないというふう思っているので、せっかく勝たせていただいて、なんかまだ完全にすごく笑顔になれないのは、いろいろな思いがこれからの国会がどうなっていくのかということも含めて、本当に託された思いに応えるためにはものすごい努力が必要になってくるだろうなということも思っているので。
新たな自民でもない今までの既存政党ではない選択を、多くの有権者がしたとすれば、やはり足りないものは何なのかということも考えていかなければいけないというふうに思ってます。
今までの間、本当にまず1つは物価高対策をきちんと実現する。
約束したことをやるということだと思います。
と同時に、参議院で今1議席いただきましたが、この青森県内の勢力図が変わったからどうというよりは、これまでとやることは同じで、やはり私たちは常に生活に寄り添った政策提言をしてきたし、現場の声を大事にしながら政策を作ってきた。
まさに国民の皆さんの声が我々の政策なわけですから、そういうことをこれからも続けていくということがとても大事になってくると思うので、数が多いとか少ないとか関係なく、今まで地道にやってきたことをこれからも全国の仲間とやり続ける。
それが結果として信頼される立憲民主党、頼りにされる立憲民主党になっていくことだと思うので、それは続けていきたいと思います」