“スクリーンショット”副業広告から「出金するためには手続き費用が必要」と言われ…30歳代男性が約106万円分の被害

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青森 2025.07.15 17:49

弘前警察署によりますと、ことし7月9日ころ、青森県内に居住する30歳代男性がスマートフォンでTikTokを閲覧中、副業広告が表示され、その広告をタップすると、LINEアカウント「朝子」が登録され、LINEメッセージで

・指定の動画を見て、スクリーンショット画像を送信すれば報酬を得ることができる。

などと言われました。
紹介された副業サイト「ne3pls」に会員登録し、指示されたとおり動画を視聴し作業を行ったところ、サイトに報酬の金額が反映されました。
その後、「朝子」から、SNSアプリ「Riverla」に誘導され、Riverlaアカウント「立石朝子」から指示を受け、副業費用として、7月10日及び7月12日、2回にわたり、自宅から指定されたアカウントに合計1万3,017円分をPayPay払いで支払いました。
すると「立石朝子」からメッセージで

・データが壊れたので、修復費用を支払って欲しい。

などと言われ、データ修復費用として、7月12日、2回にわたり、県内から指定されたアカウントに合計19万8,009円分をPayPay払いで支払ったほか、県内金融機関のATMから、指定されたネット銀行の個人名義口座に現金33万円を振り込みました。
その後、サイト上の報酬が合計75万円になったことから、男性が出金手続を進めたところ、「立石朝子」からRiverlaアカウント「引き出し査定ー担当者」を紹介され、担当者からメッセージで、

・出金するためには、手続き費用52万5,000円が必要だ。

などと言われ、出金手続費用として、7月14日、県内金融機関のATMから、地方金融機関の個人名義口座に現金52万5,000円を振り込みました。
振込後、この件について家族に話したところ、詐欺ではないかと指摘を受け、被害に気づいたということです。

警察は、簡単に稼げるなどのうたい文句の副業は、詐欺の可能性が極めて高いとして注意を呼びかけています。