雪害を受けた木は「着果量を若干多めに」 りんご品質向上へ“実すぐり”の巡回指導 青森県弘前市
りんごの品質向上に向け、実すぐり巡回講座が始まり、雪害を受けた木は着果量を若干多めにするよう生産者に指導しています。
県りんご協会の巡回講座は、きょうから県内240か所で行われます。
このうち弘前市乳井の園地では県りんご協会の千葉一輝技師が、中心花が実らないカラマツが津軽地方で見受けられているため、周りの実の側果を活用するよう呼びかけました。
また雪害で枝折れなど木が欠けている場合は、いつもの年よりも着果量を若干多めにして樹勢を抑えるよう指導しました。
★県りんご協会 千葉一輝技師
「雪害で欠けてしまっている木はどうしても樹勢が強くなりやすい傾向にあるので、樹勢のコントロールで少し多めに成らせて調整していただければ良い」
県りんご協会は7月中旬までに実すぐりを終わらせるよう呼びかけています。