26日朝に平野でも“霜”のおそれ 青森県が臨時農業生産情報を発表
青森県「農林水産力」強化本部は25日臨時農業生産情報(降霜に対する技術対策)を発表しました。
青森地方気象台によると、県内では、4月26日の朝は冷え込み、平野部でも霜の降りるおそれがあるということです。
この時期の農作物は、降霜等の影響を受けやすく、特にりんご等果樹の開花期は、最も低温に弱い時期となることから、今後の気象情報に注意し、被害の未然防止と軽減に努めるよう呼びかけています。
1 水稲
(1)ハウス育苗では、保温資材で被覆するか暖房器具で加温する。
(2)トンネル育苗では、保温資材で二重被覆するか育苗箱の肩の高さまで湛水する(排水良好な苗代に限る)。
(3)霜害を受けた場合は、速やかに苗に散水し、被害の軽減に努める。
2 野菜・花き
(1)ハウス栽培では、保温資材で被覆するか暖房器具で加温する。
(2)トンネル栽培では、保温資材で二重被覆する。
(3)露地栽培の場合は、べたがけ資材で被覆する。
(4)被害を受けても回復の見込みがある場合は、早急に葉面散布剤などの散布により、回復に努める。
3 りんご等果樹
(1)防霜ファンが設置されている園地では、ファンの始動温度を2℃に設定し、著しく低温になったときは、燃焼法を併用する。
(2)燃焼法では、気温が0℃になったら燃焼資材に点火する。
(3)ぶどうの無加温ハウスでは、石油ストーブ等で加温する。
(4)結実量を確保するために人工授粉を丁寧に行う。