【秋】クマ被害相次いだ下北ワインのブドウ収穫始まる 対策の効果は? 大輪のダリアも見頃 青森県むつ市・五戸町
「下北ワイン」などに使われるブドウの収穫が始まりました。ここ数年クマ被害が続いていましたが、新しい対策に効果はあったのでしょうか。
収穫は下北ワインを製造するサンマモルワイナリーのグループ企業「エムケイヴィンヤード」のブドウ畑できょうから始まりました。収穫されたのは華やかな香りが特徴の「シュロンブルガー」です。去年およそ3トンワイン3,000本相当がクマに食われる被害があったため、ことしは畑のまわりに電気柵を設置しました。その結果目撃情報はあったものの、これまで被害はないということです。順調に収穫が進めば2007年の創業以降、過去5番目となる36トンあまりの収量となる見込みです。
★サンマモルワイナリー圃場管理部 納谷礼司 農場長
「クマやタヌキの食害がなく無事に収穫にこぎ着けました 天候に恵まれ気温が高かったせいで成長が早く10日ほど早い収穫となっています 糖度と酸度のバランスが良いブドウになっていますのでおいしいワインになってもらえればと思います」
ワイン用ブドウの収穫は来月中旬まで続き、来年の春以降「下北ワイン」になります。
一方、五戸町では秋晴れのもとダリアの花が見ごろを迎えました。「ひばり野ダリア園」では40アールの園内に150種類1,500株のダリアが植えられています。花は夏から秋にかけて1株から4回咲くように手入れされています。ことしは夏の高温で開花が進み今は「二番花」が見ごろとなりました。
★訪れた人
「きれいですね」「癒やされますねきれいでいろいろなのがあるから」
ことしも暑さの影響などで背丈がいつもより伸びない品種もあるということですが秋の訪れとともに大輪の花が咲き訪れた人の目を楽しませています。
★ひばり野ダリア園 平葭哲雄 園主
「暑すぎる ことしもそうなんですがどうしても花の数がまだ揃わなくて これからどんどんつぼみが出てきていましたので咲いてくると思います」
色とりどりのダリアは来月末まで楽しめます。