「脇野沢の新たな産物になるように」フィッシュポンプでサーモンを水揚げ!青森サーモンの新しい養殖場は「むつ市脇野沢」
「青森サーモン」を生産する日本サーモンファームは、これまで試験を進めていたむつ市脇野沢の新しい養殖場で、本格的に水揚げを始めました。
むつ市脇野沢の蛸田漁港から船で1キロほどの陸奥湾です。
「青森サーモン」の新しい養殖場では、朝4時すぎサーモンが勢いよく飛び跳ねていました。
養殖を手がける日本サーモンファームの社員たちは、「フィッシュポンプ」と呼ばれる装置で鮮度や品質の良い状態を保ちながら、次々とサーモンを水揚げしていきます。
日本サーモンファームは深浦町と今別町で青森サーモンを生産してきましたが、2022年漁協の要望をきっかけに県やむつ市と脇野沢で養殖の試験を始めました。
去年4月に漁業権を取得したあと、12月から本格的にサーモンを育成しています。
サーモンは重さ2.5キロから2.7キロほどと順調に成長しました。
水揚げはこの日は4,000匹で今後1週間ほど続けられます。
★日本サーモンファーム 今井惟咲さん
「(水揚げができたことは)漁協の方々と地域の皆さんのご協力があってこそなので、本当に感謝しています」
「まず1つは脇野沢の新たな産物になるようにしていきたいということと、2つ目は2030年までに1万2,000トン養殖するという計画があるので、それを達成できるように頑張っていきたいと思っています」
日本サーモンファームは今シーズン3つの拠点で、過去最も多い3,500トンの水揚げをめざしています。