平均水温は「やや高め」 5月26日に第1回全湾付着稚貝調査 22日発表のホタテ採苗速報
青森県産業技術センター 水産総合研究所は22日、ホタテの採苗速報(5月12~19日)を発表しました。
5月26日に第1回全湾付着稚貝調査を行うとしています。
▽ホタテガイラーバの出現数と大きさ
西湾平均で32個/m3、東湾平均で10個/m3と、それぞれの前回の値69個/m3、56個/m3よりも減少しました。
200μm以上のラーバの割合は、西湾平均で50.4%、東湾平均で100.0%、260μm以上の割合は西湾平均で20.2%、東湾平均で100.0%でした。
▽海況
水深15m層の平均水温は、平舘ブイ、青森ブイ、東湾ブイでやや高めとなっています。
▽試験採苗器等への付着状況
・久栗坂実験漁場336個
・川内実験漁場7,168個
▽ムラサキイガイ等ラーバの出現状況
・ムラサキイガイラーバの出現数西湾平均で63個/m3、東湾平均で90個/m3と、それぞれの平年値207個/m3、369個/m3よりかなり少ない状況です。
・キヌマトイガイラーバの出現数西湾平均で3個/m3、東湾平均で13個/m3と、それぞれの平年値109個/m3、924個/m3よりかなり少ない状況です。
ヒトデのラーバは、全湾で出現していません。
▽今後の見込み
ホタテガイの付着は終盤となっています。
付着数が多い場合は、袋替えや間引きが必要なため、付着状況や間引き時期、方法については今後の情報を参考にするよう呼びかけています。