【ブナ開花ゼロ】2年ぶりの「大凶作」か?クマがエサ求め人里降りてくる可能性も… 青森県

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青森 2025.07.15 20:14

クマのエサとなるブナの実がこの秋「大凶作」の見通しで、エサを求めて里に下りてくるクマが増えるおそれがあり、注意が必要です。

東北森林管理局によりますと、県内38か所でブナの開花状況を調査した結果、26か所で全く開花していませんでした。
開花指数は「0.5」と、2年ぶりに「大凶作」となる予測です。
去年は「豊作」だったため母グマの栄養状態がよかったことから多くの小グマが生まれる中、エサが不足することでこれまで以上にクマが人里に降りてくる恐れが懸念されています。
北海道福島町では今月12日、新聞配達中の男性がクマに襲われ、亡くなる被害が出ています。

★県自然保護課 櫻田定博 課長
「これからの野菜果物の収穫期に向けまして、畑で実すぐりした実だとか収穫した野菜果物を畑に置いたままにしない。それがすべてクマのエサになり引き寄せることになります。これらの管理を徹底していただきたい」

県は全域にクマ出没警報を継続するとともに出没マップを公開し、警戒を呼びかけています。