早めに稚貝採取を始めて体力のある貝を ホタテ採苗速報(6月20日~25日)
青森県産業技術センター 水産総合研究所は26日、ホタテの採苗速報(6月20~25日)を発表しました。
▽ホタテガイの付着状況
6月20~25日に第2回全湾付着稚貝調査を行いました。
稚貝の平均付着数(間引き後)は、西湾で20,238個/袋、東湾で33,477個/袋と、それぞれの平年値と比べて西湾では少なく、東湾ではほぼ同じ状況です。
貝殻の長さの平均は、西湾で4.46mm、東湾で3.28mmとそれぞれの平年値より大きい状況です。
▽今後の見込み
1分5厘のネットに稚貝採取する場合、西湾では既に採取が可能で、東湾では来週前半から開始できる見込みです。
また、2分のネットに稚貝採取する場合、西湾で来週前半、東湾で再来週前半から開始できる見込みです。
ただし付着数や今後の水温の動向によって成長に差が生じるので、稚貝の成育状況を見ながら作業を進めること、平年より稚貝が大きくムラサキイガイの付着も多いことや高水温の危険性も踏まえて、早めに稚貝採取を始めて体力のある貝をつくるよう呼びかけています。