「2度と同じ事が起きないように…」亡くなった高校生の母親が悲痛な訴え 牛舎死亡事故で“安全対策が不十分”だったとして遺族が県と元実習助手を提訴 青森県十和田市
十和田市の農業高校の牛舎で当時の高校生が大けがをしたあと亡くなった事故をめぐり、遺族が県と元実習助手に損害賠償を求めて提訴しました。
母親は会見を開き、悲痛な思いを訴えました。
三本木農業高校で当時2年生だった八戸市の水野歩夢さん。
事故のあと自宅で療養を続けていましたが去年3月、19歳の若さで亡くなりました。
この事故は2021年に高校の牛舎で水野さんが、男性の実習助手が牛を追い払おうとした農具で頭に大けがをして意識不明の重体となりました。
遺族はきょう県と元実習助手の安全対策が不十分だったとして、およそ2億5千万円の損害賠償を求め提訴しました。
★歩夢さんの母親
「もう2度と同じ事が起きないように」
「歩夢は自分の命をもって教えてくれたことをちゃんと考えて欲しいと思います」
県教育委員会の風張教育長は「二度と事故がないように学校安全の徹底に引き続き努めてまいります」とコメントしています。