【中盤の情勢】立憲の新人 福士珠美さんと自民の現職 滝沢求さんが『横一線』で終盤戦に突入 詳しく分析【2025参議院選挙・青森】
特集は参議院選挙です。
RABでは週末有権者にアンケートを行い、中盤の情勢を探りました。
青森県選挙区は立憲の新人 福士珠美さんと自民の現職 滝沢求さんが横一線で終盤戦に突入します。
RABはきのうとおととい県内8つの市で対面式のアンケートを行い2,205人から回答を得ました。
結果に取材を加味して中盤の情勢を分析しました。
立憲民主党の新人 福士珠美さんは、大票田・青森市で優位に戦いを進め、弘前市や地元・五所川原市など津軽を中心に支持を集めています。
立憲支持層の8割を固め、推薦を受ける社民の5割以上の支持を集めました。
終盤は政権批判票の上積みを狙います。
福士さんを支持する理由として最も多かったのは「政党」で36%でした。
そして「公約」が30%、「人柄」が19%で続きました。
年代別では40歳代から60歳代の支持が多くなっています。
自民党の現職 滝沢求さんは、大票田の地元・八戸市や三沢市で優位に戦いを進めるなど、県南を中心に支持を集めています。
推薦を受ける公明の6割の支持を集めていますが、自民支持層からの支持は5割強にとどまっているため、終盤は組織の引き締めを図る戦いです。
滝沢さんを支持する理由として最も多かったのは「政党」で51%でした。
そして「人柄」が16%、「公約」が15%と続きました。
年代別では30歳代以下と70歳代以上の支持が多くなっています。
参政党の新人 加藤勉さんは40歳代以下から一定の支持を集めていますが、全体には広がっていません。
共産党の新人 荻野優子さんは苦しい戦いです。
NHK党の新人 佐々木晃さんへの支持は広がっていません。
回答した人の3割近くが投票する候補者を「まだ決めていない」とし、情勢は依然として流動的で、終盤の運動量が鍵を握りそうです。