最終盤を迎え激しさを増す各陣営の攻防 それぞれの手応えは?【2025参議院選挙・青森】

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青森 2025.07.17 20:00

参議院選挙は投票日まであと3日に迫りました。
最終盤を迎え激しさを増す各陣営の攻防、手応えを聞きました。

自民党の現職 滝沢求さんは、2期12年の実績を強調し、自公による安定した政権の必要性を訴えています。

★自民・現 滝沢求 候補
「今回の選挙戦はどの政党がどの候補者が農業を守り皆様方の暮らしを産業を守っていけるのかが問われている選挙です。それができるのは自公連立政権しかない」

自民党は青森を「最重点区」と位置づけ、石破総理や岸田前総理など大物弁士が次々と入りました。
終盤は組織の力を結集して、党支持層の票固めを急ぎます。

★自民党県連 津島淳 会長
「反応は感じつつある 手応えを感じている。さらなる広がり、声をかけた先の広がりという部分でまだまだ足らない」
「1人ひとりが候補者本人にかわって、候補者と同じような思いになって、有権者の皆様に働きかけを行っていく、支持のお願いをしていく、これを地道に重ねていく。このことに尽きる」

立憲民主党の新人 福士珠美さんは党の国会議員と連動し、自公政権からの転換を訴えています。

★立憲・新 福士珠美 候補
「青森の生活が地方の生活がしっかりと見えていると感じることができる政治 地方の私たちの声がしっかり届く反映される政治をぜひとも実現していきたい」

立憲も青森を「最重点区」とし、野田代表や小川幹事長が2度県内に入るなど総力戦を展開。
終盤は政権に不満を抱く無党派層の取り込みに力を注ぎます。

★立憲民主党県連 田名部匡代 代表
「生活者の目線で訴えているということが響いているのではないかなと」
「長年続いた政権の中で解決できていない課題や、皆さんが抱えている不安や不満 こういうものをしっかりと我々が受け皿となって必ず大きく政策転換していく」
「青森県連が結束をして結果を出していきたい」

参政党の新人 加藤勉さんは党への追い風を生かし、街頭やミニ集会などで浸透を図っています。

★参政・新 加藤勉 候補
「選挙に行かなくても選挙に行っても何も変わらないなんて思っている人たち 何も変わらないどころか何でも変えられるのが選挙なんですよ 大どんでん返ししましょうよ 投票率80%まで持っていったら、大どんでん返しが間違いなくできる」

参政党は神谷代表や候補の街頭演説をライブで配信するなど、SNSでの発信や拡散に力を注いでいます。
若い世代を中心に支持拡大を狙います。

★参政党県連 後藤清安 会長
「今まで青森県では参政党という存在の知名度が低かったが、認知度がひじょうに高まっているというのは実感しています」
「これまで選挙に行ったことがない若い方が家族を引き連れて今回は投票に行くと」
「人口の多い都市部を重点的に回って、1人でも多くの方々と直接対話ができる形で戦っていきたい」

共産党の新人 荻野優子さんは街頭から徹底して党の政策をアピールし、支持の浸透を狙います。

★共産・新 荻野優子 候補
「党を作って103年です。反戦、平和を貫いてきた党です。命と暮らし、自由と平和、人権が尊重される、そんな社会を皆さん一緒に作っていきましょう」

12年ぶりの独自候補で党勢拡大を狙う共産は、ベテラン議員の議席奪還を狙う次の衆院選も見据え戦っています。
田村委員長も県内入りし、比例票の上積みもめざします。

★共産党県委員会 畑中孝之 委員長
「自公政治ノーという中で政党支持の流動化が大きく起こっている その中で自民党政治と真正面から対決して、政治を変える方向を訴えてきた共産党への支持期待が広がっている」
「最後まで政策を訴えて躍進、勝利をめざしたい」

NHK党の新人 佐々木晃さんは公示日のあと県内には入らず、電話取材に対し「なかなか難しい、3年前の前回と同じくらいの票を集めたい」と話しています。

投票日まであと3日、最終盤の攻防は激しさを増しています。