猛暑日に迫る青森市 ねぶた小屋は“サウナ状態”に…青森県内は「11日連続」の真夏日 かき氷店は「朝からずっと削っている」

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青森 2025.07.08 20:41

高気圧に覆われた県内は11日連続の真夏日となりました。
猛暑日に迫る34.2℃になった青森市では、熱中症対策を取りながらねぶたの制作が進められていました。

★青森放送 木下玲斗記者
「通勤時間帯の青森市 まだ午前9時まえなのですが、あちらの気温計はすでに30℃を示しています」

県内は高気圧に覆われ、各地で気温がぐんぐん上昇。
日中の最高気温は青森市で34.2℃、三戸町で33.7℃などと16地点で「真夏日」を観測しました。
県内で真夏日を観測するのは先月28日から11日連続です。
また9地点で今シーズン最も厳しい暑さに。
西日本出身の人もこの暑さでは…。

★西日本出身の会社員
「じんわり汗をかいてくるような暑さなので嫌な暑さです」
「毎日2リットル職場でも飲むようにしていて、熱中症には気をつけています」

最高気温34.2℃と、ことし最も厳しい暑さとなった青森市では…。

★青森放送 永井啓登アナウンサー
「外もかなり暑いんですが、小屋の中に入ってみますと…もわっとした空気に包まれてサウナのような状態になっています」

ねぶた小屋では、およそ1か月後に迫った祭りのために紙貼りが進められていました。
暑さで休憩や水分補給を取りながらの作業です。

★ねぶた師 小財覚さん
「小屋の中はサウナ状態でみんな疲れが出てきていますが、一生懸命頑張ってやってくれています」

最高気温31.6℃を記録した弘前市では、あまりの暑さにかき氷が大人気。

★地元の人
「暑いからかき氷いかがしらということになって」
「ひんやりしました味も良いです」

午後には注文が殺到、氷が足りず業者に連絡していました。

★クラフト&和カフェ匠館 葛西早苗 店長
「忙しいときは朝から最後までずっと削っている時があります」

消防によりますと、県内では10歳代から80歳代の男女合わせて9人が、熱中症疑いで病院に搬送されました。
あすも青森市や弘前市などで真夏日が予想され、青森地方気象台は引き続きこまめな水分補給など熱中症対策を呼びかけています。