「経済効果が大きい事業が始まる」洋上風力の『基地港湾』工事現場はどうなっている?海の上から見てみたら… 青森県青森市
日本海側に建設される洋上風力発電の拠点となる「基地港湾」の工事現場の様子が公開されました。
★青森放送 長澤瑠璃子記者
「洋上風力を作るための作業艇つがるに乗船しています。今ちょうど作業中の油川ふ頭が見えてきました。土砂を撤去する作業中のようです」
洋上風力発電の風車建設やメンテナンスの拠点となる「基地港湾」に指定されている青森港の油川ふ頭では、今年度から国と県による大規模工事が始まっています。
基地港湾の建設予定地では昨年度から土砂の撤去や埋め立てが進められています。
今年度は既存の護岸の撤去や、水深を12mまで掘り下げるため、土砂を止める杭の設置を進める計画です。
国は総事業費123億円のうち今年度は39億円を計上していて、2027年度の完成を目指しています。
★東北地方整備局 青森港湾事務所 佐藤 盛仁所長
「(基地港湾完成後は)鰺ヶ沢・つがる沖で(風車の)建設が始まりますので、経済効果は青森港だけではなくて鰺ヶ沢周辺の地域にとってもひじょうに経済効果が大きい事業がこれから始まると期待しています」
県内の経済効果は7,000億円と見込まれ、10月には新しい岸壁本体工事の着工式典が行われる予定です。