「もうちょっと値段を頑張ってもらえれば…」需要が高まるアカイカ 今シーズン最も多い262トンが八戸港に水揚げ 青森県青森市

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青森 2025.07.10 20:27

不漁が続くスルメイカに代わり需要が高まるアカイカです。
北太平洋で漁獲され、1日としては今シーズン最も多い262トンが八戸港に水揚げされました。

けさ水揚げしたのは、八戸港に所属する中型イカ釣り船の「第23千鳥丸」と「第67源栄丸」です。
ことし5月に八戸港を出漁し北太平洋で漁獲したアカイカ合わせて2万3,819ケース、およそ262トンを船内で冷凍し、八戸港第3魚市場に水揚げしました。
先月28日に始まった中型イカ釣り船の1日当たりの水揚げで、今シーズン最も多い量となりました。
入札の結果、最も高い「耳取り」は7,900円から6,350円、「足」は5,170円から4,710円と去年の価格に比べて安値での取り引きが続いています。

★第67源栄丸 米倉達也 漁労長
「スルメイカもうまくないので、ほぼ全船2航海目もアカイカ漁に行くと思うのですけれども、いちばん大変なのが値段 そこに苦しめられているのが現状ありますね」
「水揚げがないと稼いでいる若い者も大変なので、もうちょっと値段を頑張ってもらえれば」

刺し身や寿司ネタとして需要が高まるアカイカは八戸港で「ムラサキイカ」としてブランド化をめざします。
水揚げを終えた中型イカ釣り船の多くは再び北太平洋に出漁して9月ごろまでアカイカ漁を続けます。