「支援金を受け取りたい方」という広告から“入金規制解除の手数料”を要求され…50歳代女性が約40万円被害
青森警察署によりますと、ことし4月初旬頃、青森県内に居住する50歳代の女性が、スマートフォンでInstagramを閲覧中に表示された
・支援金を受け取りたい方はこちら。
という広告をタップしたところ、SNSアプリ「Winter」に誘導されました。
すると、アカウント名「お金の相談窓口」を使用する「平塚歩」を名乗る者からメッセージで、
・支援をご希望でしたら本日よりご提供させていただきます。
などと言われ、特別個人支援金として800万円を受け取ることができるという内容の画像が送信されてきました。
女性は支援金の受取を希望し、振込先口座として自分名義の金融機関口座をメッセージで伝えたところ、平塚からメッセージで、
・ご指定の口座には支援入金規制がかかっています。
・支援金を受け取るには入金規制解除の手数料が必要です。
・アップルギフトカードの番号の写真が必要になります。
などと言われたことから、5月30日、女性は県内のコンビニエンスストアで1,500円分のアップルギフトカードを購入し、カードの利用権コードを自宅で写真撮影して、平塚に送信しました。
ところが、平塚からメッセージで、
・エラーが発生したので、サイドアップルギフトカードを購入して、番号の写真を送る必要があります。
などと繰り返し言われたことから、5月31日から7月4日までの間、県内のコンビニエンスストアで30回にわたり、合計39万8,000円分のアップルギフトカードを購入し、その都度、カードの利用権コードを青森県内で写真撮影して、平塚に送信しました。
しかし、一向に支援金を受け取ることができず、さらに現金を請求され、その様子に気がついた家族から指摘を受け、詐欺の被害に気がついたということです。
警察は手数料を支払えば当選金や支援金を受け取れるような言葉で、金銭の支払いを求めてくるのは詐欺だとして注意を呼びかけています。