大阪府警名乗る男から「犯人でないことを証明する必要がある」と暗号資産の購入を促され…20歳代男性が23万円被害
黒石警察署によりますと、6月4日、青森県内に居住する20歳代の男性のスマートフォンに
・大切なお伝え事項があります。
・至急担当中西まで連絡お願いします。
などとショートメールが送られてきました。
男性がショートメールに記載の「050」から始まる電話番号に電話したところ、大阪府警察の中西を名乗る男が電話に出て
・特殊詐欺の事件を捜査していたところ、あなたの銀行口座が出てきた。
・電話で実況見分をして、あなたが犯人でないことを証明する必要がある。
・特殊詐欺に使われたビットコインと照合するために、ビットコインを購入する必要がある。
などと言われました。
男性は中西の指示を受けながら、暗号資産取引所アプリ「CoinCheck」でアカウントを開設し、6月4日に自宅でインターネットを通じ、時価約23万円相当の暗号資産ビットコイン(BTC)を購入後、中西から指定されたコインアドレスに送信しました。
中西から6月10日までに23万円を返金すると言われていましたが、期日を過ぎても返金を受けることができず、さらに中西との連絡が途絶えたことから、詐欺の被害に気づいたということです。
警察は警察官が、電話やSNSで、暗号資産の購入や現金の振込を指示することは絶対にないとして注意を呼びかけています。