【インバウンド】4月の県立美術館は外国人来館者数が前年の「約3倍」に!青森県に宿泊した外国人はコロナ禍前の「1.5倍」

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青森 2025.05.29 15:28

青森県は2025年4月の月例観光統計調査(速報値)を発表しました。

主要35観光施設の入込客数は104万7,308人と前年同月比で103.7%、2019年の同月比で107.9%となっていて、前年およびコロナ禍前の水準を上回っています。

施設別では「ねぶたの家 ワ・ラッセ」が3万5,767人で、前年同月比113.3%と好調でした。
「浅虫水族館」は2万4,017人で前年同月比126.0%と大きく伸びています。
4月から始まった高校生以下の無料入館効果とみられています。

一方で「県立美術館」は1万9,907人と前年同月比65.3%にとどまりました。
前年に好評だったイベント「GOKANアートフェス」がなかった影響で減少しましたが、クルーズ船寄港に合わせたPRの効果もあり、外国人来館者は前年比294.1%と大幅に増加しました。

このほかの施設は以下の通りです。
▽アスパム 10万1,815人(前年同月比100.1%)
▽弘前市立観光館 6万9,034人(前年同月比108.8%)
▽白神山地ビジターセンター 1,494人(前年同月比73.6%)
▽板柳町ふるさとセンター 1万4,331人(前年同月比.1%)
▽八食センター  8万8,455人(前年同月比108.5%)
▽石ヶ戸休憩所 2万5人(前年同月比85.7%)
▽北の防人大湊安渡館 6,935人(前年同月比66%)

主要74宿泊施設の宿泊者数は21万8,169人泊でした。
これは前年同月比で100.4%、2019年同月比で113.1%となっており、こちらも前年およびコロナ禍前の水準を上回りました。
このうち外国人宿泊者数は32,925人泊と前年同月比で107.4%、2019年同月比で152.1%で、コロナ禍前と比較して特に大幅に増加しています。

県は増加理由として桜の見頃が長く続いたことやクルーズ船の寄港が増加したこと、減少理由としては豪雪による道路の冬期閉鎖延長や、大規模改修による立佞武多の館の休業などを挙げています。