【詳報】“コメ61袋を窃盗”で男に有罪判決 「価格高騰するなか家族のためとは言え…」裁判官は“自己中心的で身勝手”などと指摘 青森県青森市
青森市の精米所に侵入し玄米を盗んだ罪などに問われている男に、青森地方裁判所は「米の価格が高騰する中換金目的の犯行は自己中心的で身勝手」だとして、懲役2年6か月の有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは青森市新城の会社員 大矢一樹被告37歳です。
大矢被告は去年10月からことし3月までの間に、青森市の知り合いの精米所や倉庫に侵入し、玄米61袋、合わせて1,815キロおよそ70万円相当を盗んだ窃盗と建造物侵入の罪です。
判決公判で青森地方裁判所の藏本匡成裁判官は「米の価格が高騰する中扶養する家族のためとは言え、主として換金目的で玄米を盗むことは安易かつ短絡的で、自己中心的で身勝手」などと指摘しました。
その上で懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
弁護人は報道陣の取材に対し、控訴について明らかにしませんでした。