駒込川で濁水発生 ダム建設工事現場から土砂流出か
青森県土整備部河川砂防課は、青森市を流れる二級河川駒込川で3月下旬から濁りが発生していると発表しました。
県によりますと、例年よりも倍近い積雪状況を踏まえ、今月に入り駒込ダム建設工事の現場内に存置していた掘削土砂の一部が現場外へ流出しているのが確認されたということです。
これまでに現場内や濁水流出状況などの調査を進めるともに、現地への唯一の進入路となる工事用道路の除雪を4月15日までに概ね完了し、現在、濁水流出防止の対策工事を進めているということです。
対策工事の完了までには今後10日程度を要する見込みで、当面の間、駒込川及び合流する堤川下流部において濁りは継続し、対策工事完了以降も河川内に残存した土砂により濁りが生じる恐れがあるとしています。
農業や生物、生活への影響はいまのところないということです。
県は対策工事を早急に進めるとともに、下流河川の巡視や利水者への情報提供等を適切に行うとしています。