「近年になく高値基調で推移した1年だった」りんごの止め市で1箱平均過去最高6,820円 青森県弘前市
去年収穫されたりんごのセリを締めくくる「止め市」が弘前市の青果市場で行われ、1箱あたりの平均単価が過去最高の6,820円を記録しました。
止め市が行われたのは弘果弘前中央青果で、まず手締めをして景気づけをしました。
きょうは有袋ふじを中心に20キロ入り1万箱が上場され、セリ人の威勢の良いかけ声が響く中、次々とセリ落とされていました。
去年産の県産りんごは競合する他県産りんごの出遅れや果物全般の収穫量が少なかったことから引き合いが強く、高値で取り引きされました。
20キロ入り1箱の平均単価は6,820円で過去最高を記録しました。
販売額も板柳町の津軽りんご市場と分かれた1994年以来最高の299億円を記録しました。
販売額が200億円を超えたのは5年連続です。
★弘果 弘前中央青果 會田一男専務
「生産者の皆さんの努力によってことしも県産りんごがおいしく仕上がったということで、上位等級から下位等級まですべて近年になく高値基調で推移した1年だったと思います」
ことし収穫されるりんごのセリは8月上旬から行われます。