青森ねぶた祭を盛り上げる「浅虫温泉花火大会」が突然“中止”を発表　運営が「大変厳しい状況」と説明

青森ねぶた祭の開幕に先駆けて開催され、祭を盛り上げる「浅虫温泉花火大会」について、大会の実行委員会が2025年の開催を中止すると発表しました。
3日、浅虫温泉観光協会のホームページに掲載しました。
理由について、去年の花火大会が天候不良で来場者数が落ち込み有料観覧席等の収入が伸び悩んだほか、花火費用の単価高騰の影響も大きく、最終的な収支が多額の費用超過となり、協会本体の財務状態を圧迫する結果となったことを挙げています。
去年10月から次回の大会運営について検討したものの有効な施策を見出すことはできず、今年の運営方法ならびに収支予算について現実的な案を取りまとめることが大変厳しい状況になったとしています。

浅虫温泉花火大会は去年までに74回開催されてきた夏の風物詩で、実行委員会は「長年にわたり多大なご協力を頂いた会員の皆様とご協賛いただいた皆様、浅虫町民はじめ青森市民の皆様のご期待を大きく裏切る結果となったことに対し、心より深くお詫び申し上げます」としています。