使用済み核燃料を2074年11月までに搬出 東京電力などが青森県に「中長期計画」示す

この記事をシェア

  • LINE
青森 2025.07.07 16:09

東京電力ホールディングスの小早川社長たちは、むつ市の中間貯蔵施設に搬入した使用済み核燃料を、2074年11月までに搬出を終えるなどの中長期計画を宮下知事に報告しました。

中長期計画は東京電力ホールディングスの小早川社長たちが、県庁に宮下知事を訪ねて報告しました。
計画では今後、稼働が想定される原発3基を含む最大17基から受け入れるもので、福島第一原発5号機と6号機と福島第二原発も含まれています。
使用済み核燃料を再処理するまで最長50年間貯蔵するむつ中間貯蔵施設には、すでに去年9月から搬入されています。
計画では徐々に搬入量を増やし、2030年代に年間200トンから300トンが搬入され、2074年11月までに六ヶ所再処理工場への搬出を終えるとしています。
貯蔵容量については少なくとも、4,000から4,500トン程度が必要となる見通しです。