この時期に気を付けたい「食品の管理」と「湿気対策」 青森県産品を生かした対策用品とは…?

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青森 2025.06.18 19:47

先週土曜日に梅雨入りした県内。
梅雨入りとほぼ同時に、真夏のような暑さに見舞われている地域もあります。
この時期気を付けたい「食品の管理」と「湿気対策」について取材しました。

まず訪れたのは青森県立保健大学。
食品衛生の専門家に伺います。

★県立保健大学健康科学部 栄養学科 井澤 弘美准教授
「湿気が多くて(気温が)30度前後になるような時期というのが、最も食中毒菌が繁殖しやすい時期です」

中でも気をつけたいのは、毎日必ず使うこちら…

★井澤弘美准教授
「気温が高く湿度も高いこの時期は、特にこのまな板の扱いに注意して下さい」

我が家のまな板を見ていただくと、

★井澤弘美准教授
「よ~く見ると(包丁の)傷がたくさん付いていて、特にこの黒くしみこんだ傷、この黒いのがおそらくカビの胞子、カビの卵のようなものと思われます」

よく洗っているのにもかかわらずショックな結果に…。
まな板を清潔に保つには、

★井澤弘美准教授
「まな板を熱湯消毒して下さい」

このとき併せて、包丁やスポンジ、シンク、排水口にも熱湯をかけて消毒しましょう。
次にお弁当。
生野菜の傷みが心配なこの時期おすすめの食材が、冷凍食品のブロッコリーやほうれんそうだそうです。

★井澤弘美准教授
「冷凍させる前に火を通しています。茹でたり蒸したりして冷凍していますので安全です」

冷凍野菜を活用すれば時短にもなり、忙しい朝は助かりますね!
さらにこれからの時期保冷剤は必須。
お弁当の上に置きましょう。

★井澤弘美准教授
「なぜなら保冷剤から出る冷気が下の方に流れていくため、保冷剤の冷気がお弁当全体を冷やしてくれます」

また、お祭りやイベントなども増える季節ですが、

★井澤弘美准教授
「キッチンカーやテイクアウトのお料理は、日持ちを向上させるような添加物は含まれていません、すぐに食べることを前提に作られていますので、2~3時間を目安に食べ終えるようにして下さい」

県産品を生かした梅雨対策用品があると聞いてやってきたのは、青森市の駅ビル&LOVINA1階のKISUKEです。
こちらのお店では、およそ10種類の梅雨対策用品がコーナー展開されています。

★青森放送 伊東幸子アナウンサー
「県産品を使った梅雨対策用品とはいったいどういうものなんでしょうか?」

★KISUKE 昆可南フロアマネージャー
「はい、こちらのヒバ爆弾になります」

★青森放送 伊東幸子アナウンサー
「ヒバ爆弾!名前にインパクトがありますね!」

★KISUKE 昆可南フロアマネージャー
「そうなんです、こちらは青森ヒバのおがくずを100%使用した天然の除湿剤です」

風間浦村にある、青森ヒバ専門の製材所「わいどの木」が生産している「ヒバ爆弾」。
梅雨の時期の一番の売れ筋で、リピーターやまとめ買いする人も多いそうです。
家の中の湿気が気になる場所に置いて使います。
湿気を吸収して膨らむ性質があり、除湿することでカビの発生も防ぎます。
製材する際に出たおがくずを活用した、“SDGsな”梅雨対策用品でもあります。
青森ヒバを使った商品にはこんなものも。

★青森放送 伊東幸子アナウンサー
「ジメジメしたこの時期、靴の中の匂いもちょっと心配ですよね。同じく青森ヒバで作られたこちら、このように靴の中に入れて使うそうなんですが、その名も…シューズ“木”ーパーです!!」

消臭・抗菌効果が期待できる「シューズ木ーパー」。こちらも青森ヒバの端材から出来ています。
サイズは18cmと21cmの2種類があり、家族みんなで使えます。

★KISUKE 昆可南フロアマネージャー
「ヒバの香りにも癒やされる、“青森生まれ”の梅雨対策グッズです」

ジメジメした梅雨の時期も「安全」「快適」をキーワードにしっかり対策して乗り切りましょう。