自民党県連 津島淳会長の一問一答「党のあり方自体が否定された」「今の自民党を一回壊さないと駄目なんだと思います」【2025参議院選挙・青森】

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青森 2025.07.20 22:49

「まずは、当選確実となった福士珠美さんには心からお祝いを申し上げます。
県民の選択がなされました。
その県民の思いというものを福士さんにはしっかり受け止めて青森県の代表として、参議院にて尽力されることを、しっかりと私からまず申し上げたいと、そのように思います。
その上で、この結果というものを我々厳粛に受け止めねばならぬ。そう思っております」

(Q振り返って)
「私は現時点で我が党のあり方自体が否定されたと受け止めています。政策もそうです党のガバナンスもそうです。
だから青森県連がどうだとか、そういうことを個別の話を抜きにして、もう一回、自民党を根本から見つめ直す、作り直す。
今の自民党を一回壊さないと駄目なんだと思います。そういう結果であるというふうに思っています」

(Q県内の与野党逆転、今後の影響は?)
「与党・野党というそれぞれの立場があるし、衆議院参議院というそれぞれの院の違いというのもあります。
数の上では下回っているわけですけれども。
我々現にまだ県連の市町村支部ネットワークというのはありますから、足りない部分を今いる人たちで議員たちでしっかり補って、相手を上回る活動をしなければいけないとも思っております。
なので政策を訴えてきたものが、国民の皆さんに受け入れられなかった部分というものを、やはり当然修正はしなければいけない。
けれども、この部分はやはり貫かせていただきたいという部分は、やはりそれを貫いていかないと我々はこの道が国、青森県のために良いと思って訴えてきたことですから。
そういったことも含めて、よくよく精査をしていくことも大事だろうと思っています」

(Q石破首相について)
「石破首相が責任を取らねばならないというのは当然であるし、その前に、私の総合選対本部長としての責任というのは当然あります」

(Q会長退任は?)
「それはこれから考えます。
当然そのことも考えの中に入れながら、しかしまずは結果が全て確定していませんのでその結果を見て、要は得票数等を見てですね。
よくよく分析をし、なぜ青森においてこのような結果になったのか。
負けたのかという敗因の分析をしっかりやることがまず第一の責任、私の責任と思っています。
石破総理総裁においても、お辞めになるのは、それはご本人の意思を示せば、そうなるんでしょう。
私はただ新たな顔になったから、それで自民党の統制が回復できる、そんな生易しい状況ではないと私は思うので。
何やらもう早速、昨年総裁選に出た方々を担ぎ上げた人たちが、東京に集まってうごめき始めたような話を聞いていて、そんなことをやってるから、自民党は国民にそっぽを向かれたのではないのかそういうことを申し上げたいですね。
根本的に、保守層に自民党は駄目だと言われてるんだから。
ことは単純な話ではないと思ってます。
もっと広い視点、それから深く深く掘り下げてこの敗因というもの、これは党全体としての、当然青森県連としても受け止めないと。
受け止めて、やっぱり改めるべきは改めていかないといけない」

(Q滝沢候補について)
「今回選挙戦でご本人がいろいろ訴えて、その上で有権者が総合的に判断したと受け止めています。
本人の日常の活動について、私から現時点であれこれ申し上げるのはどうかと思いますが。
まず本人がこの結果からしっかり自身の活動について振り返るということは必要だろうと思いますね」

(Q組織力が機能しなかった?)
「組織力が発揮できた部分と、そうですね最後勝ちにつながらなかったという点では。
総合的に力が発揮できなかったということだと思います。
結果が全てですから。
ただ、我々の組織が動かなければ、もっと差がついていたかもしれないという、そういう見方も成り立つだろうなとは思います。」

(Q県連立て直しについて)
「まだこれからですが根本的に県連を立て直しても、肝心の党本部が党全体が変わらないとダメなんだと思います。
そのように受け止めています」

(Q県連会長進退の判断は)
「自分自身で判断します。
今のところ進退について、この場で申し上げるつもりはありません。
まずはしっかりと敗因分析をするのは、現に今会長の職にある私の責任であると思っております」