■「中学校の統合撤回を」 住民が吉野川市に署名提出【徳島】(徳島県)
統合が予定されている、吉野川市の「鴨島東中学校」と「鴨島第一中学校」について、6月10日、地元住民らが統合の撤回を求める署名を提出しました。
署名を提出したのは、「東中を存続させる会」です。
10日に代表者らが市役所を訪れ、原井敬市長に署名を手渡しました。
(東中を存続させる会・渡部喜充さん)
「よろしくお願いします」
鴨島東中学校は現在、生徒数100人ほどで、10年後には60人程度に減少する見込みのため、2026年度末で廃校とし、鴨島第一中学校と統合する方針です。
署名では、方針決定に先だって行われたアンケートは、全体の3.9%でしかない保護者世帯のみを対象としたものであり、地域住民の意見をくみ取っていないと主張しています。
主張に賛同する住民ら952人分の署名が集まりましたが、生徒数減少には部活動の存続などといった課題も残されています。
(中を存続させる会・渡部喜充さん)
「(中学校が)なくなったら地域は廃れてしまうし、子育て世代が住まなくなるので、これは地域の声を届けなければいけないと思って」
署名を受け取った原井市長は「住民の意見を重く受け止め、今後も対話を続けていきたい」とコメントしています。
(06/10 18:16 四国放送)
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