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3つの寺が会場「石井 藤まつり」それぞれの楽しみ方を紹介!【徳島】(徳島県)



石井町の3つの寺を会場に開かれている「石井 藤まつり」。

それぞれの会場の、藤の特徴や楽しみ方をお伝えします。

気象予報士佐々木さんの取材です。

まず初めにやってきたのは「藤の寺」として知られる「地福寺」です。

幅約4メートル、長さ25メートルの広さに植えられている紫の藤、今満開を迎えています。

2025年は、例年より藤の房が20センチほど長く生長したそうです。

(佐々木・気象予報士)
「紫の藤は今から約230年ほど前に植えられたもの、戦時中は芋畑にするため、株を残して切り取られました」
「現在の藤棚は、戦後に伸びた枝で作られています」

境内を見渡すと、至る所に立て看板があります。

実はこれ、藤の花の「撮影スポット」を示してくれているんです。

(佐々木・気象予報士)
「こちらの撮影スポット、藤のカーテンとあります。隙間からローアングルで撮影してください」
「隙間から、 わ〜すごい!下から撮ることで、立体的で藤の迫力がありますね」
「青空とも相まって、より紫が映えて見えます」

(広島から来た人)
「期待以上に藤の長さがあってとってもきれい、久しぶりに藤の綺麗なの見ました」

紫の藤の隣には、白い藤も植えられていて、4月24日の時点で5分咲き。

今週末には、両方の色の藤が見頃になりそうとのことです。

(佐々木・気象予報士)
「つづいて徳蔵寺にやってきました、こちら遠くから見ると、ブドウの棚のようにも見える藤」
「八重咲きの『八重黒龍藤』という種類。この距離でも甘くて華やかで濃い強い香りがするのが特徴です」

八重黒龍藤は今ちょうど満開、今週末も楽しめるとのことです。

(徳蔵寺・恵美香優 住職)
「樹齢200年ぐらいの大先輩の藤ばかりなので」
「きれいだなって言っていただいて、声をたくさん掛けていただくと」
「多分来年もきっと頑張って、綺麗な花を咲かせると思うので、たくさん褒めてあげてください」
「見た目の美しさだけではなく、実際に近くで香りも楽しんでほしい」

徳蔵寺には、他にも数種類の藤が植えられていて、今週末楽しめるものもあるそうです。

最後にやってきたのは「童学寺」。

5本ある藤の木のうち、古いものは樹齢約150年にもなるそう。

2025年は咲き始めが例年より遅く、お寺も「いつ咲くのだろう?」と思っていましたが、先週末に一気に咲いたそうです。

藤棚の隣では、約1500個の風鈴が回廊を彩る「まけまけ風鈴祭り」も開かれています。

(佐々木・気象予報士)
「藤の花の甘い香りと、風鈴の透き通るような爽やかな音に癒されます」

4月24日は、多くの人が訪れ藤の香りに癒されたり、写真を撮ったりして楽しんでいました。

(童学寺・塩田龍澄 住職)
「藤が2色ありますので、色の違いを楽しむのと、下から覗いて楽しんでほしい」

3つの寺を会場にした「石井 藤まつり」は4月30日まで開かれています。

期間中は、それぞれの寺の御朱印を貼り合わせて完成させる「石井 藤の三寺めぐり」と題された記念の台紙もあります。

今週末は、新緑の季節に咲き乱れる藤の花を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(4月25日現在)

(04/25 18:45 四国放送)

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