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「アリーナは東工業跡地で整備」 後藤田知事が方針示す【徳島】(徳島県)



県議会6月定例会は6月17日に代表質問が行われ、後藤田知事は新たなアリーナの整備を「徳島東工業高校跡地」で進める方針を示しました。

これは、県議会自民党・嘉見博之議員の質問に答えたものです。

嘉見議員はアリーナ整備について、スピード感を優先し、徳島東工業高校跡地で進めるべきだとして、知事の考えをただしました。

これに対し後藤田知事は、もう一つの候補地、JR徳島駅北にある徳島市立体育館の敷地では建物の移転や、埋蔵文化財調査など着工までに時間がかかるとして、次のように述べました。

(後藤田 知事)
「スピード感を重視し、県としては徳島東工業高校跡地を候補地として」
「その多くを所有し、まち作りの主体となる徳島市との具体的な協議に入ることとし」
「その中で、徳島市の意向を十分確認してまいります」

後藤田知事はこのように述べ、徳島東工業高校跡地は市立体育館よりも敷地面積が広く、駐車場確保に適していること、近隣の商業施設との相乗効果や、駅前と結ぶシャトルバスの運用により、新たな賑わいを生み出せることなどをメリットとして挙げました。

その上で、改めて東工業跡地を候補地として、徳島市との間で基本計画策定に向けた協議を進める方針を示しました。

一方、自民党県民会議の井川龍二議員は、県が掲げるJR徳島駅北の開発を核とした「まちづくり構想」と、整合性が取れないのではないかと疑問を呈しました。

知事の方針決定を受け、東工業跡地の約7割を保有する徳島市の遠藤彰良市長は「新たなにぎわいの創出や、地域経済の活性化が期待できる市議会の意見を踏まえ、できる限り協力したい」とコメントしています。

(06/17 19:21 四国放送)

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